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■炎の蜃気楼マニアの考察1
炎の蜃気楼マニアの考察1


炎の蜃気楼を読むときには些細な問題なのですが…
ふとそれに気がついたときに、すぐにはわからないことがあります。
ここではマニアな内容について考察していきます。

今回のテーマは、炎の蜃気楼の年月日について。

1)主人公の仰木高耶が登場したのは何日のことだろうか?
2)主人公の仰木高耶が登場したのは何曜日のことだろうか?
3)炎の蜃気楼は何年の出来事なのか?
4)仰木高耶や橘義明の生年月日はいつになるのか?
5)作品の中のカレンダーを現実のカレンダーに合わせるには?
参考)1巻における時間整理



1)主人公の仰木高耶が登場したのは何日のことだろうか?

物語の開始は、p13にあるように5/6。
譲が何日間登校拒否なのかが、日にちの割り出しのポイントになる。

1章の台詞の中では、昨日、前の日という表現が使われているだけで、それ以前から休みなのか、はっきりとしない。
変化があったのは「夢を見た日」らしいが、それが何日前なのかわからない。

・p104の高耶の台詞が物語の日時を決定付けている。
六日って言ったら、譲が登校拒否しはじめた日。ってことは、あの夢見たとかいう日?」

この発言により、六日未明の出来事後すぐに譲は夢をみておかしくなったのがわかる。
また、更に下記のような描写もある。

・p45の成田譲の描写から
学校を休みだして四日目の…

そのため、高耶の初登場は5/8。p45の時点では5/9。p104は5/10になる。



2)主人公の仰木高耶が登場したのは何曜日のことだろうか?

p61に曜日について、森野紗織の母の発言の中に記述がある。
今日土曜日だからトーストにしたわよ?」
これは5/10の朝の出来事である。そのため5/10は土曜日で確定となる。
よって、高耶の初登場の5/8は木曜日。信玄の廟所破壊は5/6火曜日になる。



3)炎の蜃気楼は何年の出来事なのか?

・5/6火というのが当てはまるカレンダーについての検証

これが条件にあうのは、1980年以降は下記の通り。

・1980年・1986年・1997年・2003年・2008年・2014年・2025年
ただし、88年の大河ドラマ武田信玄や89年の春日局の話をしているところから、それ以降だと仮定した場合…1997年が妥当になる。
だが、ポケベルの利用などの時代を考えると97年では遅すぎるのではないだろうか?

※1
これもつい最近できたものらしい。昭和63年築とある。1巻p90
妻女山の見晴らし台についての描写部分についての記述です。
昭和63年=1988年
少なくても88年以前ではない。

・作品が発表された年のカレンダーと検証

作品が発表された年は1990年である。
1990年のカレンダーの場合、5/6は日曜日になる。

・オリジナル・サウンドトラック(2002年発売)のおまけプレイヤーによるカレンダーの検証

高耶は平成1年(1989)度生に高校2年生の学生証になっている。
1989年度生というのは入学の年だとすれば、1989年は1年生。
高校2年生は1990年となる。

1990年というのは小説の作品が発表された年でもある。

結論として、現実のカレンダーに基づいた年号を特定することは現時点では出来ない。

ただし個人的には作品発表の時期に合わせて…

1990年5月6日(火)未明に信玄公廟所破壊
となるのが理想的ではないかと考えている。

4)仰木高耶や橘義明の生年月日はいつになるのか?

それぞれ下記のような公式な情報が出ています。

仰木高耶…7/23
橘義明……5/3
あと、問題は生れた年号ということになります。

オリジナル・サウンドトラック(2002年発売)のおまけプレイヤーに記載されていた内容によると、
高耶は平成1年(1989)度生に高校2年生の学生証になっている。
1989年度生というのは入学の年だとすれば、1989年は1年生。
つまり1990年の5月が16歳で2年生となる。
逆算すると誕生日は1974年(昭和49年)7月23日。
すると橘義明の誕生日は昭和3X年…が昭和37年(1962年)5月3日となる。


5)作品の中のカレンダーを現実のカレンダーに合わせるには?

小説を現実のカレンダーに基づいた年号を特定することは現時点では出来ないために、作品発表された1990年と比較してみる。
すると小説と作品発表のあった1990年のカレンダーでは以下のように違う。
 

小説 5/6(火)  5/7(水)  5/8(木) 
1990年 5/8(火) 5/9(水)  5/10(木) 

現実のカレンダーと照らし合わせる際には日にちを「−2日」とすれば照合できる。

この法則に従うと8巻のプールでの調伏を行った日についても解決できる。
 

小説 8/31(日)  9/1(月)  9/2(火) 
1990年 8/29(日) 8/30(月) 8/31(火)


参考)1巻における時間整理
 
 
5/6火 未明 信玄公廟所破壊(三条・高坂)p13
譲が「火だるまになる夢」を見る。
譲、登校拒否開始。p104
5/7水 譲「気がつくと街中で座り込んでいた」
譲、タコスに入る。
5/8木 譲、西校生と乱闘。
11:00 高耶と譲、マクドナルドで食事。
午前中 由比子が紫の炎に包まれる。
5/9金 4時間目 高耶は数学の授業(数式の並ぶ黒板を…)P34
放課後 紗織と高耶が由比子を見舞いに行く。
直江が譲の家で調伏を行う。
夕方 紗織と高耶が直江とすれ違う。
紗織と高耶が譲の家を訪れる。
恵林寺に隕石(火の玉)が墜落。
5/10土 7:50 紗織が朝食を食べる。p61
遅刻寸前 紗織がバス停に到着。
本鈴後  紗織と譲が西校生に絡まれ、高坂に助けられる。
8:35 駐輪場で高耶が直江と会う。
2時間目休み時間 高坂、校門の前に立つ。
午前中 直江と高耶は妻女山見晴台に行く。
14:00頃 直江と高耶が譲の家へ訪れる。
放課後 紗織が由比子を見舞う。
18:00頃  高坂が三条の元を訪れる。
直江と譲が奈良井川の堤防沿いを歩く。
5/11日 午前中  高耶が病院を訪れる。
由比子と紗織は松本城観光に行く。
高耶が由比子を見つけて病院へ送る。
5/12月 譲と直江と高耶が校門で会う。
放課後 高耶は由比子の病院へ行く。
19:00頃 校舎裏で直江と高坂がバトル。
紗織が教室で譲の腕釧を外す。
高耶が由比子の病室に着く。
高耶が教室で紗織を見つける。
三条と信玄が松本城を炎で包む。
三条と高耶が松本城でバトル。
直江と信玄が駅前でバトル。
直江と高耶が結界調伏を行う。
5/13火 翌朝 高耶と直江は怨霊調伏を行い、直江と別れる。
由比子が東京へ帰る。


02.3.25UP
※1:02.4.7修正


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